シェフのワンポイントレッスン
第1回 クレーム パティシエール
クレーム パティシエールはフランス語で菓子職人のクリームの意味です。
    お菓子づくりに最もよく使われ、日本ではカスタードクリームの名でおなじみです。
一番のポイントはしっかり練り上げでんぷんをα化(糊化)させることです。
加熱が足りないと粉っぽく、離水し傷みも早くなります。
、材料を計量しておく。
、ポーズ鍋(丸鍋)に牛乳とヴァニラビーンズから種をしごき出し、
さやとともにかるく沸騰させる。
、卵黄とグラニュー糖を加え白くなるまで充分にほぐす。
(耐熱効果をたかめる為)
にプードル ア クレーム(薄力粉で代用)を加えて
粉が見えなくなるまでかるく混ぜ合わせる。
(グルテンが出てしまうと冷めてからクリームの口溶けが悪くなる)
、沸騰した牛乳の1/3を加えてなじませる。
、をもとの鍋にホイッパーで混ぜ入れながら加える。
、火は中火、焦げつかない程度にゆっくりと混ぜながら練り始める。
かたくなり始めたら、手早く混ぜる。
沸騰して最高にかたくなり、今度は急にやわらかくなるところまで
練り上げる。すぐに火を止める。
、ボウルに移し氷水にあてながら完全に冷ます。
、表面が乾燥しないようにラップでおおい冷蔵庫で保存する。

※使うときはゴムベラでなめらかに練り直し、なるべくその日のうちに使いきる。
バタークリームや生クリーム、アルコールなどを混ぜ合わせて使ったりします。